全僕にできる恩回し

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読書記録や住んでるシェアハウスの暮らしをつらつらと。

ヤッホー! 人生に幸せを!!

 

ぷしゅ よなよなエールがお世話になります

ぷしゅ よなよなエールがお世話になります

 

 

以前、超宴のブログを書きましたが、

 

mooooooooon309.hatenablog.com

 

※楽しすぎて超宴のプロモビデオ勝手に作ったけど、肖像権・著作権で公開できないのがつらたん。

 

 

本当にこれからの働き方というか、理想の企業というか、

世界に誇れるんじゃないでしょうか。

 

 

何がすごいのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社員が同じ方向を向いていること

 

だと思う。

 

だから熱狂的な顧客もついているし、ファンが拡大している。

 

では、それがなぜ出来ているかというと、

 

チームビルディングを徹底的に行ったから。

 

今でこそ、超人気ビールメーカーだが

地ビールブームの終焉からドン底期を経て、今がある。

その一連の流れをドラマチックに、かつ、生々しく描かれているこの本は

 

・ファンづくりを考える人

・ブランドづくりを考えるマーケター

 

には必読だと思う。

 

 

楽天市場でのバカ売れや、ビール300万円値引き、メルマガ…

井手てんちょの話はどれも参考になるが

 

やはり、この本の肝はチームビルディングに尽きると思う。

 

将来の目標を共有し、傍観者ではなく、いかに主体的に動いてもらうか。

うちの会社でいう、代表取締役社員じゃないけど

自律した個が、同じ目標を持って進むチームは強い。

というか、そうでないといつかきっと勝てなくなる。

 

 

「『チームになるってすごい!』って実感してくれていないと、いつか、売り上げは頭打ちになる」(p.180)そんな危機感もあって、

 

周囲から反対される声が上がろうとも、なんとか説得して、チームづくりを進めた。

 

大きな目標を達成するには、一人の力ではほとんど不可能とわかっているからこそ

チームビルディングの優先度を高めたのだ。

 

会社にとって

「同じ方向を向いて、得意分野で力を発揮すること」はとても大事。

 

いうに易し行うに難しなんだけど、

これが出来ているかどうか、社内文化が浸透しているかどうかは本当に大事。

 

だからイケてるベンチャー企業は、新卒や若手研修はもちろん、

チームビルディングに時間とお金を投下する。

 

 

事実、ヤッホーブルーイングは、井手てんちょは社長就任3年後から、爆発的に売り上げが伸びたとのこと。

 

 

熱狂的社員がベースにあって、

もちろん製品自体にも超絶自信があるからこそ

 

ファンがつき、離れない。そして、熱狂的顧客が新たなファンを連れてくる。

 

広告費も知名度もなくても、熱狂的なファンを大事にすることで、

勝手に広告してくれるのだ。それも信頼あるクチコミとして。

 

こうなると、いかに熱狂しているかどうかが大事になってくる。

 

顧客を熱狂させるには、まず自分(社員)から。

 

 

 

 

 

 

 

 

せっかく、超優良企業、ヤッホーさんについて書いているのに、

中身が伴っていないのは、

僕の中で、本当に書きたいこと・書くべきことはちょっと違っているからで。

 

 

この本を通して、1番心に刺さったこと。

 

それは、

人生いつからでも遅くはない。

 

そりゃあ、何かを始めるに早いに越したことはない。

だらだら過ごしているのはもったいない時間の使い方なのかもしれない。

 

そうなんだけど!

少なくとも井手てんちょは、日本で最も注目されている経営者の一人でもあるが

20歳で高専を卒業後、就職しては無職となり、パチンコにハマる時期もあったり、

せっかく再就職した会社も3年くらいでやめる。

 

 

そんな中で

自分のやりたいこと・好きなことを見つけようと意識することは

続けていたそうだ。

 

その後、働く中で、

この仕事に一生を捧げよう、というタイミングもあったそうだが、

僕が想像する、すごい経営者のそれより、だいぶ年齢が高めな気がする。

 

ネット通販にチャレンジしたのも37歳の時って書いてあるし。

 

なんと勇気付けられるエピソードではないか。

 

 

うまくまとまっていなくて、恐縮というか

ブログの意味!って感じなのだが、

 

 

 

悩める僕には、これほど心強いメッセージはない。

 

僕にできることは、あなたにもできる

あの人たちにできるなら、僕にもできる

 

こう思えるかどうかが、全て。

 

これがこの本の一番大きな学び。

 

以上。

 

「運命」に屈しない。

 

人生の勝算 (NewsPicks Book)

人生の勝算 (NewsPicks Book)

 

 

SHOWROOM、前田祐二さんの生き方がわかる本。

 

 

根底の考えがジョジョっぽい!!

 

運命に屈しない、人間讃歌。

 

 

価値主義や評価経済が最近のトレンドだと思うけど、

その主導者というか、最先端を走る経営者の一人。

 

そんな前田さんが、“人生の勝算”について語る一冊。

 

この激動の時代において、「自分の人生の勝つ」ための思考法を語ってくれる。

別に宗教の話をしているわけではない。

 

これだけネットが普及し、テクノロジーが日進月歩で進化する現代だからこそ、

どんな逆境だろうと、自分次第で、人生に勝つことができるのだ、と温かい言葉で応援してくれる。

 

「この本を通じて伝えたいことは、大きく三つです。絆の大切さ、努力の大切さ、そして、人生という壮大な航海において『コンパス』を持つことの大切さ、です」(p.12)

 

前田さんの壮絶な人生を、この本を通じて追体験していくことで

・人生に悩んでいる人

・コミュニティ/ファンビジネスを考えている人

マーケティングに関心がある人

には、いろいろ刺さるところがあるかと思います。

 

 

でもね、確かに勇気をもらえる、一方で、…。

 

 

 

 

 

8歳で両親を亡くして、弾き語りで稼いていく子どもってどないやねん!

 

その時点で、一般人的な、思考・行動とかけ離れているやん。

どうしたら、通行人が足を立ちどめて、お金をくれるようになるかを、考え、

曲を練習し、実践していく子ども、って末恐ろしいわ。

 

その末というか、現在の前田さんにつながるわけなんだけど、

幼少期からマーケティング思考、仮説→行動→結果→仮説っていうPDCAを回してる。

しかも顧客志向ができてるんだもんな。人を観察して、また仮説立てて、実戦を通して検証していく。

すげぇよ。初めて半年で、月10万円も稼ぐ子どもって聞いたことねぇ。

 

濃い常連客を作るなど、なんとなく方向性は思いついても、それをどうやって実践していくのかという戦術までロジカルかつ本質的すぎてびびる。

 

曲のうまさ(製品志向)ではなく、ヒトとの絆、関係性、ストーリーを価値として提供する。これが「コミュニティ」へとつながっていく。

 

これだけ商品が普及し、コモディティ化してる中

これだけネットが普及し、製品情報が白日のもとに晒される中

行き着く先は、「人間活動」になってくのかな、と漠然と思っているのですが

その時にコミュニティ(自分が所属する/帰属する居場所)があることは何より大事だと思います。

 

 

僕は人見知り兼ウジウジ兼めんどくさがり兼かまってちゃんという矛盾だらけの性格ですがね。

 

要するにコミュ障ってやつです。かしこ。

 

 

 

さて、話は戻り、SHOWROOMのコンセプトというか背景がものすごくかっこいい。

というか多くの人にとって憧れの世界観。

 

「後天的な努力と熱量によって、自らの周辺に絆を生み、それら絆が集まりコミュニティになる。そして、そのコミュニティがビジネスへと進化するぷらっとフォームが存在することで、(中略)好きなことで生きていけるようになる」(p.36)

 

逆に、これからの時代、僕が勝手に思うだけですが、

努力しないと、熱量がないと、「想い」がないと淘汰される、そんな気がするから

自己肯定感が低い、自分に自信がない人間にとっては恐ろしい。

 

⇨自己肯定できるような成功体験を、努力して自ら掴み取るしかない。

 ⇨自分の、夢なり目標なり、目的、コンパスを持つことが大事。

 

わかっちゃいるけど…ね。。

 

 

でもね、それってそんな難しい話でもなくて、

 

前田さんはスナックがお好きだそうですけど

(↓キングコング西野さんとホームレス小谷さんたちとやられているスナック)

 

camp-fire.jp

 

 

人間関係でいうと

ゆるゆると、身近な人との関係性を大事にすることくらいはできるはず。そんな気張ることもない。

 

仕事でいうと

今はたとえ降られただけの仕事でも、それに真剣に取り組もう。目の前のことを粛々と、真剣にやる。

 

そう思った方がいい。そうしよう。

 

 

また脱線してしまった。

 

さて、

前田さんが考えるコミュニティが深まる要素は

「①余白があること、②クローズドの空間で常連客ができること、③仮想敵を作ること、④秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること、⑤共通目的やベクトルを持つこと」を挙げている。(p.44)

 

AKBグループも似た構造を持っているとも指摘している。

 

そして、

ファンの人(常連客)の「中の人」化

キンコン西野さんのいう「共犯者作り」)

ができてくると、そのコミュニティは強固になっていく。

 

 

意図的じゃないけど、僕が少しだけ関わっているCASACOもちょとだけそうなっているから面白い。もう少し、地域住民だけでなく、広められたら面白くなるかも。

 

CASACO(カサコ)|CASACOは子ども、地域、旅人、多世代多国籍の方々が集う場所です


 

 

にしても、SHOWROOMを見ていると、

アバターが多くてちょっと気持ち悪い)

本当にたくさんの人が“応援”しているのが一目でわかって、

夢を追う人、それを応援する人のつながりが、なんかあったかくていい。

 

自分のコンプレックスに立ち向かったり、ハングリー精神が強い人が多いように思う。

 

とにかく自分で一歩踏み出している人たちなのだ。

 

人は生まれ持った環境で人生が決まるなんて、おもんなくて

頑張っている人たちが評価されないと、不平等な格差が生まれる。

 

そうだよね、このSHOWROOMのサービスは、

世界平和にもつながるんじゃないかなって思う。

 

コミュニティと感動のプラットフォーム、そしてそのビジネス化が

SHOWROOMであり、そこは努力した人や絆を大事にした人が幸せになれる場所。

 

ステキ。

 

まずは、自分のコンパスを持つことから始めよう。

 

P.S.

思えば、今日は話題のホリエモン万博で、SHOWROOMで密着放送という

これまた面白そうな企画が放送されてる!

行きそびれたので、ちょっと見てみよ!

 

www.showroom-live.com

 

USJから学ぶマーケティング入門

 

 

ディズニーよりユニバ派だからか(いや多分きっと違う)

 

ユニバのマーケティングすご!森岡さんすご!って話。

 

業績V字回復したのは、マーケティングの力なのか!と思うとワクワクする!

 

2001年の開業年度には1100万人の集客だったのが、翌年には700万人に急降下し

2004年には事実上の経営破綻していた状況だったらしい。

 

そこから何とか踏みとどまるも、集客数に伸び悩んでいたところに

森岡さんが入社し、マーケティング部長からCMOとなり

マーケティングを統括することによって、毎年入場者数が増加している。

(2016年度で、1,460万人)

 

森岡さん主導で一体何をしたのか、どうしてV字回復を実現することができたのか

というのが、この本には書かれており、

 

マーケティング入門の本としてうってつけの本になっている。

 

 

端的にいうと、

「消費者志向になった」

の一つに集約されると森岡さんは述べる。

 

どういうことか。

それはつまり、お客さんが本当に喜ぶことを考え抜いた、ということ。

 

テーマパーク業界では、圧倒的にクリエイティブ中心(作り手が自分たちが面白いと思うものを提供する)だったのを、マーケティングドリブンにし、

 

「作ったものを売る会社から、売れるものを作る会社(p.32)」に変えたのだ。

 

これ、マーケティングコンセプトの流れからすると当然のことなのだが、

テーマパーク業界では、上記したようにクリエイターの力がとても強くて、できていなかったんですって。

 

 

で、仮説思考とゼロベース思考によって問題の本質を正確に捉え、

その解決の手段を考える。

これも当たり前のように聞こえるんだけれども、それができていない企業が多い。

 

USJでも、当初なぜ入場者数が減っているのかをきちんと把握できていなかった。

 

ビジネスドライバー(ビジネスが「伸びる・伸びないの本質」である「衝くべく焦点」)がどれなのかを、徹底的に考え、それに注力することが大事なわけで

 

ユニバは

「(主にハリウッド)映画ファンのためのパーク」から「世界最高のエンターテイメントを集めたセレクトショップ」へと変え、(潜在的ファン層の拡大)

「低年齢層の子供連れ家族の集客」のための施策(ユニバーサルワンダーランド)をうち、

「遠方(関東や海外)から人が集まるためのものすごいコンテンツ(ハリーポッター)を用意」した。

んで、

TVCMで、新ブランドメッセージ(世界最高を、お届けしたい)を打ち出し、ブランドイメージを強化して行ったのだ。

 

余談ですけど、

ユニバのCMっていいですよね。

メッセージがはっきりしていて、「行きたい!」という気持ちを強くさせる。見ているだけでワクワクする。

 

www.youtube.com

 

広告の仕事などやっていると

「この企業は何のためにこの広告出しているのだろう」って疑問に思う

ことがある。

せっかく巨額のお金を投下するのだから、目的意識をきちんと持っているのかどうか、もう一度よく考えたい。

 

 

話戻って。

 

・なぜ日本ではマーケティングが弱いのか

マーケティングがなぜ大事か

・そもそもマーケティングって何か

マーケティング思考とは、なぜ大切なのか

・戦略とは、戦術との違いは(「どう戦うか」と「どこで戦うか」)

・戦略の良し悪しを決める4S

(サステイナビリティ・セレクティブ・サフィシエント・シンクロナイズド)

マーケティングフレーム

(目的【objective/WHY】・目標【WHO】・戦略【WHAT】・戦術【HOW】)

・5C分析

マーケティングミックス(4P)

 

などなど、ほんとマーケティングを勉強する入り口として最適な気がする。

 

ユニバのハロウィンなどを事例に説明しているからとってもイメージしやすくてわかりやすい。

 

 

中でも個人的に、ブランド論、ブランドエクイティは超基礎的かつ大事な話なので少しだけ抜粋。

 

ブランドエクイティとは、「消費者の頭の中にあるブランドに対する一定のイメージ」(p.70)で、ブランドエクイティを築くための一連の活動をブランディングという。

 

要するに、

マーケティングの仕事」

=「自社ブランドを売れるようにすること」

=「消費者の頭の中に自社ブランドが選ばれる必然を作ること」

=「競争に有利なブランドエクイティーを築くこと」

=「ブランディング」(p.70)

 

ということ。

簡潔だけど、わかりやすい。

 

 

んで、最後に、マーケターに向いている人や、キャリアの選び方までご丁寧に書いて下さっている。

 

就活中に人にもおすすめしたい本ですね。

 

以上