全僕にできる恩回し

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読書記録や住んでるシェアハウスの暮らしをつらつらと。

富士山 登山

今月の初体験シリーズ

 

いつか行ってみたいとずっと思ってた

富士山登山にチャレンジ。

 

登山もほぼほぼ初めて!

 

ワクワク!…のはずだった。

 

 

 

が、

 

先に言います。

 

 

皆さん、富士山なめないほうがいい。

 

 

 

 

あろうことか、若気の至りで

仕事終わりの金曜深夜から行くという暴挙をしでかしてしまい…。

 

 

 

ギリギリまで行くの迷っていたんだけど、

 

言い出しっぺでもあるし、いろんな感情が積み重なった結果、

 

 

先輩の誘いに乗ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう。なんでこんな書き方なのかというと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後悔してる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでかって?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早々にギブアップしたから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、登山なめてたわ。

 

 

御殿場口ってとこから、登り始めたはいいものの、

 

延々と続く砂利道というか、砂浜みたいな道。

 

連れの外人たちはスイスイ進んでいくし。

 

 

なんか思ってたんと違う!

もっとこう森林浴を楽しむ的な!

 

ってゆーか深夜に登るなんて聞いてない。

 

仮眠とって朝からだと思ってた。

 

 

一週間働いて、特に今週も大変な思いして

 

夕飯も食べず、体力的余裕ないのに、

徹夜で登る元気はもはやない。

 

 

「ここで頑張らないと一生頑張らないぞ!」

「弱気になるな!だからダメなんだ!」

みたいなことを散々言われましたが、

 

体調を優先します。

 

ということで、登山し始めて1時間くらいかな。

 

颯爽と下山する。

 

 

降りるのは楽w

 

 

車で待機していたドライバーを叩き起こし

一寝入りして、ひたすら車で待機。

 

メンバーが登頂するのを待つ。

メンバーが下山するのを待つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せっかくの土曜日が!!

 

 

 

でも、星空は本当にきれいだったし、

いつかまたチャレンジする機会があれば、

 

 

ちゃんと体調整えて行くべきことを学びました。

 

あと、自分の車でいくと、御殿場口からしか登れない?みたいなんだけど

 

御殿場口もういや…トラウマ…。

 

 

以上

 

 

 

 

 

『ロングエンゲージメント』

京井良彦 著  あさ出版  2011

 

三連休に有給くっつけて、久々に帰省。

実家いいわーとか思いつつ、読書は続ける。

 

 

とゆーことで、こちら。

 

 

ロングエンゲージメント なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか

ロングエンゲージメント なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか

 

 

 

これまた良本。

 

さとなおさんオススメということで、

内容は前回のエントリーと若干似てたりするんだけど、

 

 

もう、企業のSNS担当の人、全員読んでよって感じです。

 

 

SNS使った広告とかマーケティングは、やっぱり全体の一部に過ぎないわけで、

 

全体として、どうやってマーケティングしていくかを、きちんと社員全員で共有しないといけないと思うんだけど

 

言うに易し、行うに難しなんですかね。

 

 

 

さて。

先月も行われていた、カンヌ国際広告祭の話から始まるのですが、

 

恥ずかしながら、最近までカンヌ国際広告祭というものを知りませんでした。

 

広告業界のワールドカップらしいです。

 

けっこー前に、

妻夫木聡くんと北川景子主演の

映画『ジャッジ』

観て、こんな世界あるのかーと思ってたんですけど、どうやらその舞台みたいです。

 

脱線失礼しました。

(でも『ジャッジ』はエンタメ映画として、最近の邦画で数少ない、面白い映画だと思います!)

 

 

 

この本のテーマは

 

ロングエンゲージメント

 

という、広告コミュニケーションのあり方の提唱です。

 

企業と生活者との、日常的に末長く持続的な関係性を構築していこうということ。

 

 

それは、やはり、

インターネットとソーシャルメディアの普及

が起因である。

 

 

もちろんテレビもいまだ健在ではある。

一番安く、生活者にリーチすることはできる。

だから、認知には強い。

だけど、それが刺さるかは別問題なわけで。

 

こんなけ情報爆発してる中で、アテンション(注意)を獲得するのは難しい。

 

では、どうするかと言ったら、

 

やはり

 

 

共感を獲得すること。

 

 

もちろんこれもとてつもなく難しい。

 

 

でも、この意識を持つことはとても重要。

 

注意獲得のためでなく、

 

共感獲得のために

クリエイティビティを発揮することを心がける。

 

 

 

脱線その2

 

Googleに言わせると、

広告に表現は必要ない。広告は情報である。

 

だから、現在採用されているような、検索連動型広告の手法を取り入れているし、刺さりやすい。

 

Amazonのレコメンド機能もそう。

 

脱線終わり

 

 

 

 

やっぱり人間は社会的動物であり、

生きている上でコミュニケーションは不可欠な要素。

 

 

Twitterfacebookで世界中はつながった。

これによって、

もはや生活者は受動的な存在として、マスメディアからの一方的な情報をありがたがるわけではなくなった。

 

もちろん、膨大な情報量のなかで、レコメンドされるのを受動的に受け取っている場合も往々にしてあるが、

 

一応、自分で情報を取捨選択できる状態にある。

 

情報を発信することもできる。

 

 

企業の広告は簡単には信じないし、受け取らないのだ。

 

 

ソーシャルメディアの浸透によって、政府や企業、生活者は対等の立場でつながりを持つことになったのだ」(p.85)

 

 

 

受け取るのは、共感できるもの、すなわち自分の価値観に合うもの。

 

では、どう共感を獲得するか。

 

 

そのきっかけとなるのが、

「コンセプト」と「ストーリー」と「デザイン」の3つ。

 

 

コンセプトは、概念という意味合いではなく、全体像の考え方。

 

ちょっとよくわからない笑

 

企業スローガンみたいなところ。

企業活動の整合性を示すもの。

 

WHY, WHAT, HOW論でいうところの、

WHYですな。

 

Appleでいうところの

“Think Different”

 

コンセプトがあることで、ブランド全体としてのメッセージが明確になるって。

 

 

 

この3つに加え、最近増えてきたと言われる、

生活者の「生きがい」とか「やりがい」とかいう社会性に向いた自己実現も大事。

 

 

改めて、生活者は社会的になってきている、とこの本では仮説を立てている。

 

 

もはや、生活者はターゲットではなく、パートナーと呼ぶべき存在であり、

 

関係性を築いていくことがどれほど重要か。

 

そのためにソーシャルメディアを利用するべきである。

 

一方的なメッセージを送り続けるだけなら、また嫌われる。

 

リアルな人間関係よろしく、お互いの人格を尊重し合うコミュニケーションをとらなければならない。

 

 

 

ってわかっていてもなかなか実践できないのが企業だよねー。

これだから日本企業は。。

 

 

ロングエンゲージメントに必要な要素は(p.139〜参照)

 

1.企業哲学の共有

2.生活者の参加

3.生活者との対話

 

であると述べられる。

 

 

Appleは言わずもがなとして

ゲータレードハイネケンの事例は学ぶべきことものすごく多い。

 

 

特に素晴らしいと思ったのが、サウスウエスト航空のTwitter活用事例。

 

顧客と直接対話するのはリスクが大きいと感じるけれど、中には悪意もあったりするのだけど、

 

「実際には、直接対話こそがリスクやトラブルを回避することを証明するような出来事」(p.171)が起きている。

 

 

すぐには売上貢献につながるわけでもないし、効果も見えづらい。

 

 

この前のエントリーでもそうだけど、

それでもやり続けるしかない。

 

何も難しい話をしているわけではない。

 

人間として当たり前のコミュニケーションを普通にとるだけの話。

 

ただそれだけの話。

 

 

 

勝つため、っていう表現は嫌いなので

やっぱり

企業も楽しく生き続けるために。

 

 

 

 

最後、

企業ブランドは社員が作る、という話。

社員こそがブランド広告である。

 

だから、上司が取り組もうとしている、

熱狂社員育成はとても大事なんだろう。

 

(僕は宗教チックなのが怖くて苦手なのですが)

 

 

 

はい、最後の最後は、お釈迦様の教えでしめましょう。

「人間には常にハピネスを追求する義務がある」(p.218)

 

以上 

 

 

『明日のコミュニケーション』

佐藤尚之 著  2011  アスキー新書

 

久々にマーケティング関連本読みました。

 

ということで、こちら。

 

 

 

 

『明日の広告』に続き、良本。

 

「白鳥蘆花に入る」(下村湖人著 『次郎物語』)

という言葉から始まるかっこよさ。

 

とゆーか、鳩山由紀夫元首相がTwitterやったのって、さとなおさんの動きがあったのね。

 

 

さてさて。

ソーシャルメディア時代の新しいコミュニケーションについて述べられる。

 

とはいっても、刊行されたのは2011年。

もうだいぶ前だから、古いと思われるかもしれないけど、

重要なエッセンスは変わらない。

 

 

伝えたい人をよく知ること。

 

 

とかく忘れがちだけど、きちんとコミュニケーションをとろうとすることがどれほど大事なことか。

 

 

ソーシャルメディアは、社会や文化、流行、購買などに大きく影響を与える『関与する生活者』をつなげ、強く結びつけ、その行動を加速させるプラットフォームなのだ」(p.7)

 

決して、企業の広告の場ではない。

企業は、プラットフォームに集まる人たちと、どうやってコミュニケーションをとるのかを、きちんと考える必要がある。

 

 

この本では、生活者の消費行動として、SIPSを提唱している。

S=共感する(Sympathize)

I=確認する  (Identify)

P=参加する(Participate)

S=共有&拡散する(Share)

 

企業は、この流れに伝えたい情報をきちんと乗せることが重要だ。

 

というよりも、従来の一方的な押し付け広告はもはや見向きもされない。

商品やサービスも売れなくなる。

 

だってこんなけ成熟市場で、情報量もケタ違いに多い世の中なんだもん。

 

 

 

じゃあどーすんのかって言ったら、

 

共感を纏うこと。

 

熱狂顧客を育てなければならない。

商品やブランドを愛し、推奨までしてくれたらベスト。

 

これにはとてつもない時間もかかるし、効果も見えづらいが、取り組み続けることは必須だと思う。

 

そのために

ソーシャルメディアというプラットフォーム上で彼らはどういう行動を取るかをよく知ることから第一歩を始めなければならない」(p.9)

 

 

もちろん、

ソーシャルメディアだけなんとかすればいいというものでもない。

企業全体として、どうしていきたいのかを、今一度考えていくことが必要だよね。

 

 

マーケティングって大変だ。

 

 

おさらい

従来の広告戦略

AIDMA(注意、興味、欲求、記憶、購入)

AISAS(注意、興味、検索、購入、共有)

 

これにSIPSを加える。

ソーシャルメディアを使う上で大事なことは、共感を纏えるかどうか。

注意よりも、共感が大事。 

 

 

 

口説くのではなく、愛される存在に。

信頼される発信元に。

 

人間関係といっしょ。

時間はかかる。

壊れるのは一瞬。

 

細心の注意を払って、やり続けるしかない。

 

ずっと生活者と仲良くい続けるために。

 

楽しく生き続けるために。

 

以上