全僕が泣いた読書記録 〜25歳からマーケティングを勉強中〜

このブログの全ては、私個人に属するものであり、私が所属する組織の見解を示すものではありません。

『ロングエンゲージメント』

京井良彦 著  あさ出版  2011

 

三連休に有給くっつけて、久々に帰省。

実家いいわーとか思いつつ、読書は続ける。

 

 

とゆーことで、こちら。

 

 

ロングエンゲージメント なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか

ロングエンゲージメント なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか

 

 

 

これまた良本。

 

さとなおさんオススメということで、

内容は前回のエントリーと若干似てたりするんだけど、

 

 

もう、企業のSNS担当の人、全員読んでよって感じです。

 

 

SNS使った広告とかマーケティングは、やっぱり全体の一部に過ぎないわけで、

 

全体として、どうやってマーケティングしていくかを、きちんと社員全員で共有しないといけないと思うんだけど

 

言うに易し、行うに難しなんですかね。

 

 

 

さて。

先月も行われていた、カンヌ国際広告祭の話から始まるのですが、

 

恥ずかしながら、最近までカンヌ国際広告祭というものを知りませんでした。

 

広告業界のワールドカップらしいです。

 

けっこー前に、

妻夫木聡くんと北川景子主演の

映画『ジャッジ』

観て、こんな世界あるのかーと思ってたんですけど、どうやらその舞台みたいです。

 

脱線失礼しました。

(でも『ジャッジ』はエンタメ映画として、最近の邦画で数少ない、面白い映画だと思います!)

 

 

 

この本のテーマは

 

ロングエンゲージメント

 

という、広告コミュニケーションのあり方の提唱です。

 

企業と生活者との、日常的に末長く持続的な関係性を構築していこうということ。

 

 

それは、やはり、

インターネットとソーシャルメディアの普及

が起因である。

 

 

もちろんテレビもいまだ健在ではある。

一番安く、生活者にリーチすることはできる。

だから、認知には強い。

だけど、それが刺さるかは別問題なわけで。

 

こんなけ情報爆発してる中で、アテンション(注意)を獲得するのは難しい。

 

では、どうするかと言ったら、

 

やはり

 

 

共感を獲得すること。

 

 

もちろんこれもとてつもなく難しい。

 

 

でも、この意識を持つことはとても重要。

 

注意獲得のためでなく、

 

共感獲得のために

クリエイティビティを発揮することを心がける。

 

 

 

脱線その2

 

Googleに言わせると、

広告に表現は必要ない。広告は情報である。

 

だから、現在採用されているような、検索連動型広告の手法を取り入れているし、刺さりやすい。

 

Amazonのレコメンド機能もそう。

 

脱線終わり

 

 

 

 

やっぱり人間は社会的動物であり、

生きている上でコミュニケーションは不可欠な要素。

 

 

Twitterfacebookで世界中はつながった。

これによって、

もはや生活者は受動的な存在として、マスメディアからの一方的な情報をありがたがるわけではなくなった。

 

もちろん、膨大な情報量のなかで、レコメンドされるのを受動的に受け取っている場合も往々にしてあるが、

 

一応、自分で情報を取捨選択できる状態にある。

 

情報を発信することもできる。

 

 

企業の広告は簡単には信じないし、受け取らないのだ。

 

 

ソーシャルメディアの浸透によって、政府や企業、生活者は対等の立場でつながりを持つことになったのだ」(p.85)

 

 

 

受け取るのは、共感できるもの、すなわち自分の価値観に合うもの。

 

では、どう共感を獲得するか。

 

 

そのきっかけとなるのが、

「コンセプト」と「ストーリー」と「デザイン」の3つ。

 

 

コンセプトは、概念という意味合いではなく、全体像の考え方。

 

ちょっとよくわからない笑

 

企業スローガンみたいなところ。

企業活動の整合性を示すもの。

 

WHY, WHAT, HOW論でいうところの、

WHYですな。

 

Appleでいうところの

“Think Different”

 

コンセプトがあることで、ブランド全体としてのメッセージが明確になるって。

 

 

 

この3つに加え、最近増えてきたと言われる、

生活者の「生きがい」とか「やりがい」とかいう社会性に向いた自己実現も大事。

 

 

改めて、生活者は社会的になってきている、とこの本では仮説を立てている。

 

 

もはや、生活者はターゲットではなく、パートナーと呼ぶべき存在であり、

 

関係性を築いていくことがどれほど重要か。

 

そのためにソーシャルメディアを利用するべきである。

 

一方的なメッセージを送り続けるだけなら、また嫌われる。

 

リアルな人間関係よろしく、お互いの人格を尊重し合うコミュニケーションをとらなければならない。

 

 

 

ってわかっていてもなかなか実践できないのが企業だよねー。

これだから日本企業は。。

 

 

ロングエンゲージメントに必要な要素は(p.139〜参照)

 

1.企業哲学の共有

2.生活者の参加

3.生活者との対話

 

であると述べられる。

 

 

Appleは言わずもがなとして

ゲータレードハイネケンの事例は学ぶべきことものすごく多い。

 

 

特に素晴らしいと思ったのが、サウスウエスト航空のTwitter活用事例。

 

顧客と直接対話するのはリスクが大きいと感じるけれど、中には悪意もあったりするのだけど、

 

「実際には、直接対話こそがリスクやトラブルを回避することを証明するような出来事」(p.171)が起きている。

 

 

すぐには売上貢献につながるわけでもないし、効果も見えづらい。

 

 

この前のエントリーでもそうだけど、

それでもやり続けるしかない。

 

何も難しい話をしているわけではない。

 

人間として当たり前のコミュニケーションを普通にとるだけの話。

 

ただそれだけの話。

 

 

 

勝つため、っていう表現は嫌いなので

やっぱり

企業も楽しく生き続けるために。

 

 

 

 

最後、

企業ブランドは社員が作る、という話。

社員こそがブランド広告である。

 

だから、上司が取り組もうとしている、

熱狂社員育成はとても大事なんだろう。

 

(僕は宗教チックなのが怖くて苦手なのですが)

 

 

 

はい、最後の最後は、お釈迦様の教えでしめましょう。

「人間には常にハピネスを追求する義務がある」(p.218)

 

以上